日本の場末で人生を振り返るブログ

人生楽もねぇ苦ばっかだよ

お出かけ

寝たきり、なんですが、数日に一回位お出かけがあります。
 
まぁ、レントゲンとか検査なんですが。
 
でも基本ベッドの上から動けないので、ベッドのまま連れて行かれるのは結構楽しいのです。
看護師さんと話しながら短いお出かけ。 
それだけでも気が晴れる。
 
 
入院前、たまーに病院行くと、ベッドのまま何処かへ連れて行かれる人を見かけたりすると、なんかすごく痛々しいというか可哀想というか、そんな哀れみの眼差しで見てたけど、まさか自分がその立場になるとは…
 
 
でも実際自分がベッドのまま連れて行かれると、待合室のあたりを通る時なんて
うわ〜俺重病人みたい!(重症です)
みんなこっちみてるのかな?痛々しいと思ってるのかな!?(痛々しいです)
おおー、人がいっぱいいる!(みえないけど気配で)
何かVIPみたい!
とか引きこもりすぎて、お出かけ時のテンションおかしいです。
 
 
だけども今日はちょっといつもと勝手が違って…

なんか看護師さんが忙しそう…
いつも二人でベッド移動するのに今日は一人…?
とか思ってたら、なんか慌ただしくなって

『ちょっとここで待っててくださいね〜』

って通路の端に寄せられ放置プレイ
 
 
身動き取れず、業者やら患者やら看護師とか関係者?
が俺の横を通る時にチラチラッと見ては俺と目が合う。
 
ナニコレハズカシイ
 
一階の待合室じゃないだけマジだったけど。
 
なんか気まずいので、心を無にして天井の一点を見つめる俺…
近くのエアコンが目に入り、
 
うわ…吸気スリットの所、埃だらけぢゃん!掃除してぇ!
 
って職業病で突っ込んでました
(ホテルの管理職なので、客室チェックでよく指摘してるし掃除してる)
 
そして寝ながらエレベーターにのる不思議な感覚。
あの、ふわぁって感じはあんまり好きじゃないし慣れないなぁ
 
 

で、検査。
レントゲンとかCTはまぁ、別に苦痛でもなんでもないんだけど、問題はMRI(Magnetic Resonance Imaging)
なんかジンベエザメの口みたいな所に仰向けで入っていくんだけど、中が狭いから目の前が天井。
別に閉所恐怖症とかではないけど、あの圧迫感は絶えられない…
そんな中でひたすら30分位動かず我慢。
 
一応ヒーリング音楽的なものも流れてるけど、MRIのゴウンゴウンガーって音がうるさ過ぎて全然聞こえません。 
 
もう目をつぶってひたすら数を数えていったり、退院したらあれ食べに行ってこれ食べて〜とか妄想の世界に逃げ込みます。
 
だけどもMRI様にはそんな事をさせる優しさは微塵もなく…
 
目をつぶっても消えない圧迫感と堅いベッドの上で腰が痛いのとで、じっとりと脂汗がでてすぐ現実に引き戻してくれます
 
ホント、終わる頃には気持ち悪くなって吐き気まで…
次のMRIの時、なんか金属持っていってしばらく使えなくしてやろうか…
とか考えちゃう(やっちゃ駄目
 
 
MRI検査の時はBGMは絶対ドナドナだね、決まり

ドナドナドーナ〜ドーナ〜
患者を乗せて〜
ドナドナドーナ〜ドーナ〜
ベッドが揺〜れる〜